忍者ブログ
Admin / Write / Res
シルバーレインのキャラである彼方霧・白蓮(b06888)がグダグダに日記をつづる場所。両者を知らない方は回れ右を推奨します。
<< 08   2017/09   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30     10 >>
[84]  [83]  [82]  [81]  [79]  [78]  [77]  [76]  [75]  [74]  [73
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

御剣堂、桟橋。

「卒、業」

ぼそっと呟いて水面に目を落とす。傍らの籠の中、遊ぶためだけに集めた石を、取るでもなく取り、投げるでもなく投げた。少し離れたところに飛んでいった石は、白蓮の気を示すかのように、撥ねずにぼとりと水中に落ちていく。
波紋の広がる水面を見つめる。衝撃が加われば、すぐに静けさの乱される水面。風に吹かれて波紋が立つ。見つめる目には力がない。目を向けているだけ、そういう感じ。
冬になった今となっては虫の声もない。場を満たすのは静寂、いや沈黙だろうか。白蓮は膝を抱えて蹲り、己の中のそれを無視しようとする。だがすればするほど、それは心の中に満ちていく。潮のように。

「・・・気づかなかったな・・・後、2ヶ月・・・」

永遠にこの楽しい日々が続くのだと錯覚していた。本当に、そう思い込んでいた。卒業後のことを知らされ、夢から覚めた。いい夢だっただけに、受けたショックは大きい。
また、石を取った。だが投げる気力もなく、上げかけた腕は桟橋に落ちる。石が転がった。

(皆・・・来てくれる、よな)

もちろんそれはわかる。だが信じていたいだけかもしれない。それでも・・・。真実が心の穴を押し広げる。
疑念が晴れない。そんなことはないと、来てくれることはわかっている。現在高3の能力者たちだって、また一緒に話すことが出来る。恐らく変わらないのに――この寂しさはなんだ? 泣きたくなるくらい寂しいのはなんでだ?
頭を膝の間に埋めると、濃紫の髪の房が桟橋に落ちた。

「・・・・・・戻るか。寒いし・・・・・・」

その声には、いつもの覇気がなかった。

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret(管理人のみ表示)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
08 2017/09 10
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[05/26 きさや]
[12/12 時雨]
[11/15 空]
[09/01 きさや]
[09/01 夏希]
最新記事
(04/30)
(03/30)
(02/27)
(01/04)
(07/20)
最新TB
プロフィール
HN:
彼方霧白蓮
年齢:
23
性別:
女性
誕生日:
1994/02/04
職業:
学生
趣味:
ネット・読書・イラスト
自己紹介:
ちなみに:当サイトはリンクフリーです。

(カテゴリ・美術室報告のところに載っているイラストの数々は、株式会社トミーウォーカーの運営する【シルバーレイン】の世界観を元に、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。
使用権は彼方霧白蓮PLに、著作権は描いて頂いた絵師様方に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。)
バーコード
ブログ内検索
カウンター
Copyright ©  六角堂 All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]