テスト。

背「んだー！！　なんだなんだなんだっこの点数！？」

蓮「・・・うるさいぞ、背後。俺でも吃驚だ正直。ここに張り出したいくらい」

背「わかる。うん、わかる。術式数値があれなのに国語で99点取って英語で満点とって社会で91点家庭で94点ってのは何？　気魄系の新境地？」

蓮「黙っとれ。」

背「音楽と美術もきっちり85点以上あるし。お前何者だ？　変え玉したんじゃないのか？　逆偽身符？　いやいやそれとも――」

蓮「黙ってろってのに。」

背「理科と数学はわかりきってたことだが、保健体育が平均ないってのはちょっと意外だな」

蓮「・・・まあ・・・走るのは得意じゃないからな。泳いでるほうが得意だ」

背「水練じゃないくせにそれから気になるのが家庭科・・・。なんで94点なんだ。あんだけ調理実習失敗して」


蓮「・・・そりゃあれだ、多分ペナルティって奴・・・きっと裁縫の腕でここまで来たんだよ、うん」

背「さよけ。・・・で、主要5科目は理数分のマイナス分を大幅に文系科目が上回りこれまた凄い成績になったわけだが、それについては？」

蓮「もうどれもこれも驚きとしかいいようがない。順位もね」

ええ、それぐらいよかったんです。